第99回全国高校野球選手権新潟大会が7月7日から始まった。 私は新聞社からの依頼で開会式から1、2回戦だけを撮影する事になり、連日、各球場に飛び回っていた。 16日は3回戦が行われ、三条勢で唯一残った新潟県央工が出場するので応援に行って来た。 この日は仕事の撮影ではないから楽しく試合を見る事ができた。 球場には顔なじみの人たちが大勢来ている。 今春、新潟工へ異動した高村先生に代わり、県央工は星野監督となった。 仕事の撮影では、両チーム全選手の写真を必ず撮らなければならない指示がでる。 そのチャンスがあるのはシートノックのわずか7分間だけになる。 今日はそんなプレッシャーを感じる事なく、構図を重要視して狙った選手をじっくり撮ってみた。 外野手の場合、600ミリ以上のレンズが必要になる。 仕事の撮影だと1試合1000枚以上が義務付けられている。 データは翌日納品だが、いちいちセレクトして良い写真だけをトリミングしている時間がないので、私はすべてノートリミングを前提に撮影している。したがって外野の守備は、自分のレンズだと許容範囲外になるので撮らない事にしている。 だがこの日は、前進して来てバックホームする所を後日、写真編集ソフトで大幅にトリミングした。 猛暑の中で、一日3試合も撮影しているとさすがに体調が悪くなる。 試合が終わると次の試合のノックがすぐに始まる。お昼をゆっくり食べてる時間の余裕すらない。 でも本日は趣味の時間だし、1試合だけ見て帰る予定だから楽しています。 試合が始まった。ピッチャーはバックネット裏から撮ったほうが表情が見えてかっこいい写真が撮れる。この日は雨で移動が面倒だったから横から撮っていた。 やっぱりへんな写真になった。 六回表、五泉の4番成田選手が中前適時打を放ち2-0とする。 新潟日報の渡辺記者は内野Aのネットフェンス前で撮影していた。 今日の朝刊では選手の顔が見えている。 私はスタンド中段から撮影したので顔が見えていない。こういう写真はNGショットになる。 五泉はこの回5点をあげて6-0とリードを広げた。 五泉の強打者、成田選手がこの日3安打を放つ。 この写真は内野Bスタンドから撮っている。 内野Aスタンドとの境目に邪魔なネットがないので打者を撮るには絶好の場所になる。 しかし、カメラを左右に振れる広さがないので野手が撮れないのが残念だ。 インパクトの瞬間を撮るには少し早めのタイミングでシャッターを切る。 1試合のうちでもなかなか撮れないものである。 写真の中で物語を作ってみた。 6点差を追って県央工のベンチがキャプテンに向かって声援している様子である。 四球を選んで見事出塁する。 私の中ではこの日のベストショットだと思っている。 県央工最後の打者が内野ゴロに倒れてゲームセット。 校歌を歌う五泉ナインと敗れて呆然とする県央工ナイン。 この写真も物語をイメージして撮っている。 三塁側から撮れば敗者の姿は背景に映らない。 次に起きる場面を予測してカメラポジションをどこにするかはとても大切な事なのである。 笑顔で一塁側応援席に向かう五泉ナイン。県央工はうなだれて三塁側へ向かう。 私の写真はとにかく背景を重要視する。 御覧のように五泉高校が6-0で新潟県央工に勝利しました。 三条市から今年も甲子園は夢と消えました。 α6500 Vario-Tessar T*E 16-70mm F4 ZA OSS F8.0 1/320秒 ISO800 14:08 雨 撮影日 2017.7.16 撮影地 長岡市・悠久山球場
by chonger58
| 2017-07-17 17:11
| スポーツ
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